7月3日、「発達障がいさんの食事を考える」セミナーを横浜市内で開催しました。
発達障がいさんのお母さんを中心に6名の方にご参加いただき、講義を行うとともに調理実習をしました。
調理の講師は「ハッピー食卓プラネット」代表で管理栄養士の小林浩子さん。小林さんご自身も発達障がいさん2人のお母さんです。
学んで、作って、食べて、喋って、大変楽しい4時間を過ごしました。
当日のメニューは、冷たい米粉うどん、米粉で揚げた天ぷら、無農薬野菜のサラダ、漬物、りんごゼリーでした。
実は発達障がいさんには、特徴的な体調不良があるんです。それは
・疲れやすい ・精神が安定せずイライラしやすい
・快感や喜びを感じにくい ・不安感が強く落ち込みやすい
・食欲をコントールできず過食になりやすい
このような体調不良を少しでも改善するためには、小麦粉を使わないグルテンフリーがいいと、発達障がいさんのお母さんの間で話題になっているのですが「いったい、どんなお料理を作ればいいの?」そんな疑問に、同じ発達障がいさんの母の立場から、小林さんに答えていただきました。
当日はこちらのレシピを使いました。小林さんは「発達障がいの人は、目で見てわかるようにしないとダメだから」と 手順を1つ1つ、写真に撮って、説明はひらがなで書いて下さいました。これなら、お母さんでなく本人にも1人で作れます!
参加された方々のご感想です。
【21歳・専門学校生(男)のお母様】
「体重計の針が回りすぎる息子の体重管理に苦労しています。グルテンフリー食に興味はありましたが、実際に調理してみると思ったより馴染みやすかったです。米粉うどんは噛みごたえがありお腹にズッシリきたので、息子の食欲がコントロールできるかもしれないと期待しています」
【18歳・高校生(女)のお母様】
「さわやかハーブのウェルカムドリンクから、グルテンフリーのスイーツのおみやげ、持ち帰りタッパーまで、こまやかなお心遣いいただいて、自分がとても大切にされているようで、うれしかったです」
今回のセミナーを通して「米粉の可能性」に私も気づくことができました。
次は、クリスマス前に米粉スイーツを作りたいな…との声もあったので、秋に米粉スイーツのセミナーをしたいと思います。お楽しみに!